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「IT活用って言っても、何をすればいいんだろう・・・」 と思った経験はありませんか?
Quiipoで、地域のビジネスにもっと気軽にIT活用の一歩を踏み出して欲しいと考える、中田です。今日は、地方におけるIT活用の事例についてお話しします。
総務省が発表した、ICT(=コンピュータやインターネット技術の総称。ITとほぼ同じ意味ですが、公共事業の分野で主に使用されるため、総務省でよく使われています。)活用による、地域活性化についてのアンケート調査結果を見ると、様々な活用事例とともに、課題もまた、見えてきます。
現在、地方都市ではバブル崩壊後、コスト削減による競争力の低下や、後継者不足などによる地域産業の衰退が進み、再活性化が課題となっています。これらを解決すべく、地域のブランド化や、地域情報誌などのデジタルアーカイブ化といった活動に加え、各分野でIT活用による再活性化の取り組みが行われています。
自然公園のIT活用による地域活性化事例
- 公園を中心に「人・物・情報・お金」をつなぎ、子供・高齢者・地域内外の人に喜びをもたらそうという活動で、ホームページを活用しイベントの宣伝などを行う。
- ライブカメラで公園内の自然を映すなどのリアルタイムな情報発信をする。
地域情報誌のIT活用による地域活性化事例
- 対象となる地域に向けた情報誌を定期的に発行し、ホームページとリンクさせ、記事内容をさらに詳しく紹介した動画を載せることで、テレビ感覚で詳しい情報を閲覧できるようにする。
- 地域コミュニティのSNSを作りモバイル連携させたり、情報誌に載せた商品をホームページで購入できるようにするなどの、クロスメディア効果を活かした情報発信をする。
観光協会でのIT活用による地域活性化事例
- 観光協会に参加している経営者に地域SNSに参加してもらい、情報発信することで、商店や宿が顧客と直接コミュニケーションをとれるような環境をつくる。
- SEO対策などの問題は、「クチコミ」を活かすことでカバーする。
このような活動事例を見ていくと、「ホームページなどのWebサイトのみでの情報発信」に頼るのではなく、SNSの活用や、動画、情報誌との連携など、ホームページ以外のコンテンツと連携させることで、発信後、自然に情報が広まるような工夫をしています。
その結果として以下のような効果がアンケートで寄せられているようです。
- ネットに情報を載せたことで、メディア取材が増え、地域事業者の意識が変わった。
- スキルが価値であるということを認識し始めた。
- 地域発の着地型営業が可能になった。
- 高齢者が活動し、時給を得られるようになった。
- 利用者同士のつながりができ、コミュニケーションが生まれた。
- 商店街との交流が生まれ、行政との協働事業に取り組む機会が増えた。
- 特産品として売り出しを開始したり、旅行会社のツアーの見どころとして紹介されるようになった。
情報発信していくこと、そして、発信後のつながり、広がりをいかに生むことができるかが、ポイントのようです。
しかし、効果とともに、さらなる課題も生まれています。
次回は、IT活用による地域活性化の課題例をご紹介いたします。
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